わたしも大のお気に入り、へろへろタイプの米粉のバニラシフォンのレシピです。
以前も米粉のバニラシフォンケーキのレシピはありましたが、
こちらはしっとりやわらかへろへろバージョンの独立版です。
ちなみに通常の、いわゆるケーキ屋さんなどで売っているぐらいの自立できるぐらいのしっかりめのバージョンは、こちらのエントリーで公開しています。
以前のレシピにも一番下にへろへろシフォンレシピの配合は記載してくれているのですが、
私があまりにも下手なので、へろへろバージョン独立版をお友達がつくってくれました。
へろへろ米粉バニラシフォンレシピはこちらからどうぞ。
pdfファイルです。
私はもともと甘いお菓子は、あまり好きではありません。
甘辛く煮た野菜の煮物だとか、甘辛く煮たしっかり味の煮魚なんかは大好きですが、
私はケーキやクッキーなど、いわゆる洋風のお菓子を食べて育っていないのです。
おやつといえば、さつまいもをふかしたのとか、トマト丸かじりとか、
あとはおかずの残りのポテトサラダや野菜の煮たのをつまみ食いとか。
戦後のおやつのようなもの以外は、いわゆる「おかず」がおやつでした。
なので大人になっても、美味しいおかず(ごはんに合うもの)だと、
ノリノリでつくるのですが、お菓子だと腰が重かった。
うちは、私よりおとんが甘党なんです。
それでも苺ショートとシフォンケーキはそれなりに好きで、
年に何度か食べていたんです。
でも今までシフォンケーキが美味しいと言っていたのはなんだったんだろうって思うぐらい
カルチャーショックをうけたのが、今回の米粉のバニラシフォンケーキです。
シフォンケーキって、こんなにしっとりしているものなんだ!って。
今まで美味しいと評判のケーキ屋さんのシフォンケーキだって、
もっと生地がパサパサしてたし、なめらかじゃなかった。
甘さもしつこくなくて、生地はしっとりふんわり。
それがへろへろ米粉のバニラシフォンなのです。
お菓子づくり音痴の超初心者の私がつくるへたっぴシフォンでも、
きちんと計量して、メレンゲをちゃんと泡立てさえすれば、
それなりのしっとり美味しいケーキになりますので、
シフォンケーキが好きな方は、ぜひ作って感動してほしいなぁと思います♪
お菓子のコツは、どの要素もしっかり乳化させることです。
卵黄生地は、全てを綺麗にしっかり混ぜてください。
水分と油が乳化しにくいので、
馴染みやすい様に熱い牛乳に油を合わせる方法にしています。
(50℃前後になる)
他に一般的なレシピの方法で
先に湯煎またはそのままで、卵黄と砂糖をよく混ぜた所に、
バニラビーンズ溶いた油を2回に分け入れ、よーく混ぜる方法でも作れます。
(この場合、ぬるめの牛乳にスキムミルク混ぜた物を合わせる)
メレンゲは泡を潰さないのが大事
でも、泡が消えないように、手早くとか、潰さないようにとか、、
だったら、のんびり慎重に混ぜても、こわごわ混ぜても潰れない、
へたらない固めのキメの細かい美しいメレンゲ使えばいいということで
この作り方にしています。
あとは、焼く前から美味しく見える物は焼いても美味しいです。
焼く前の生地の状態を、味見したり、観察して
美味しく焼ける時の状態を記憶するのも、次も失敗しない為には大事な事。
クズネージュが無い時は、コーンスターチ5gを
メレンゲに入れる砂糖の1/3を取り分け、そこによく合わせてふるっておく。
この1/3は、メレンゲ作りの三度目(最後)の投入に使います。
夏場は室温(キッチン温度)が高い、卵白の水分が多い季節なので
メレンゲがうまく出来ない事がよくあります。
(冬場なら3分程度で出来た固くて美しいメレンゲが
夏場は5分以上やっても、つのがおじぎする位にしかならない等)
室温が高い場合
ボールを時々氷水にあてて泡立てる方法もあります。